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真の意味での情報社会が成立するためには、個人個人がユニークな情報を求めて活動できるようなシステムをつくらなければならない。そのためには、フィードバックの機構はぜひとも完備しなければならない。このことに関連して、私は次のような仮説をもっている。
情報社会には第一次情報社会の段階と第二次情報社会の段階がある。第一次情報社会とは、どんどん大量に流れてくる情報を、金を出せば出すほど大量に仕入れることができる。大量に仕入れた中で、たらふく食べてみて、それで消化できたものが、その人の栄養になる。つまり情報の価値が貨幣に換算できる時代。
その次の時代になると、大量に買える情報というのはどこへ行ってもただでもらえる。そのころには消費水準が上がって、一人一人の生活は、まったく均一化している。自分が生きがいを求めて人間らしく生きるためには、独自のユニークな情報を求めなければならない。つまり、クリエーティブな情報の時代になる。そう言う第二次情報社会になると、いったいクリエーティブな情報というものは買えるかどうか。むしろ自分のもつ個性的な情報の代価として物々交換で手に入れるより他にないだろうと思う。そのとき、いつでもどこでも、自分の望むときに発信し、受信し、フィードバックする能力を持ったカプセルは、大きな有効性を発揮するであろう。
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ウェブ3.0と黒川紀章:佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan
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